安定ヨウ素剤内服ゼリーの配備決定(原発関連記事に寄せて)

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    ♪あなたのような人がいるから

     

      生きてることが素晴らしくなる♪

     

     

    受け継がれる業(わざ)や技術。

    それらを丹念に描くテレビ番組のオープニングソングです。

     

     

    無性に好きで休みの朝によく見ていました。

    例えば、凍り豆腐。

    しんと晴れた青空の下、雪面にしいた簀の子に豆腐を一枚一枚広げていく。

    夜の間に凍らせて。

    自然解凍で幾日か、乾燥させて出来上がり。

     

    大豆から、豆乳。豆腐。凍り豆腐と。

    どこを取っても体においしい。手間隙かけた美味しさ。

     

    技術と知識と洗練されていく道具。

    これらは年月を重ねれば更に深みを増し、改善されていきます。

     

     

    検証を重ねること。これが大事。

     

    震災後、停止されていた原発の再稼働にあたり、原子力災害防止対策のひとつとしてより重要視されているのが、住民避難計画の充実です。

    PAZ内での乳幼児の避難は、他の住民より一歩早く行うこと。

    PAZより以遠では、避難の際の集合場所や避難所等において、乳幼児ものめる安定ヨウ素剤調製ができる体制を日頃から整えておく。事態が進み、PAZ外で避難や一時移転に伴う安定ヨウ素剤の服用指示があった時には、それに合わせて配布と服用を行う。

     

    この中の、安定ヨウ素剤の調製を薬剤師などが行うことによるタイムラグの可能性が以前から指摘されていました。

    国の要請を受けて、医薬品メーカーの日医工がゼリー状タイプの製造を始めました。この9月にも配布開始となることを目指しています。以下まとめてみました。

     

     

     内閣府は今秋以後、原発の半径30キロ圏に入る自治体に対し乳幼児が服用できるゼリー状の安定ヨウ素剤を順次配備すると発表した。今年度中に約30万包を各自治体に配備する。対象となる3歳未満の乳幼児は、全国で11万人余りとなる見込みだ。この中には原発5キロ圏(PAZ)内の対象者への事前配布も含まれる。

     地方自治体では、北海道や鹿児島など原発の30キロ圏に入る21道府県と、核燃料の加工施設などがある神奈川、大阪、岡山の3府県が対象となる。

     これまでは丸薬のみのため乳幼児は服用しづらく、避難が始まってから薬剤師がシロップ剤を調製するのを待たざるを得ない状況だった為、事故対応の課題となっていた。

     国からの依頼を受けて日医工(富山市)が製造を始めた。国は自治体が必要量を購入できるよう財政支援する。

     30キロ圏外の自治体でも希望があれば、来年度以降に配布を検討する。配布に合わせ、原子力規制委員会も配布と服用のガイドラインを見直す。

     

     

    ヨウ化カリウム内服ゼリー16.3mg32.5mg「日医工」

    配布が始まるゼリー状タイプの有効期限は3年。

    生後1ヶ月までの新生児用と、生後1ヶ月から3歳までを対象にした2種類がある。

    国等の指示に従い、1回1包を服用する。

     

    ヨウ化カリウム内服ゼリー13.5mg

    (画像は生後1ヶ月までの新生児用)

     

    イチゴ風味。ミルクやお湯にも溶け、新生児でものめる。

    飲み込む力が弱まった高齢者らも服用できる。

     

    〈効能・効果〉

    甲状腺の内部被曝の予防と軽減

     

    〈使用上の注意点〉

    溶かした後は、2時間以内に服用すること。

    効果は服用後24時間。なるべくのむタイミングは被曝直前がよい(推奨:被曝前24〜被曝後3時間以内)

     

    少量のお湯かミルクに混ぜて授乳前にのませるとのみやすい。胃腸への負担も軽くて済む。

    水のみで服用する場合は、食事が終わって30分経った頃が勧められる。

     

    (朝日新聞と産経新聞の13日配信の記事を参考及び一部引用させて頂きました)

     

     

     

    原発はインフラの一部です。

    減価償却を考えれば、現実に沿って耐年年数が過ぎるまで稼働は続けるべきです。

    問題となるのは内に「神の火」を抱えているからでしょう。

    日本で初めて原発が動き出したのは1963年のことでした。それからもう半世紀。

    「原発」と一口で言いましても、その間にどんどん改良は進んでいます。福島は古い第一世代の原発でした。よく言われているようにそれでも事故につながった全電源喪失は、地震の揺れではなく、津波によるものでした。同じく津波に襲われながら無事だった女川原発、福島第2原発の存在もあります。

    世界を見渡せば、フランスは今だ「原発大国」であり、その技術提供を受けた中国は2030年までに「原発強国」を作ると今年初めに宣言しています。

    日本も負けていません。使用済み核燃料の有害度が天然ウランと同程度まで減衰する期間は現状10万年であるところ、300年程度まで短縮するための開発が着実に進められています。国際的な協力の元、実用化までのロードマップも描かれています。

    ベースロード電源のひとつとしての役割はまだ当分課せられるのが現状です。それに見合った対策、政策が求められています。

     

    新鹿児島県知事の、「不安だから原発を一旦止める」という感情論に根ざした主張。

    「不安にとらわれた日々」と「技術の停滞」と「危険性の増大」は同じものではないでしょうか。

    原子力発電は、稼働中の原子炉を一度止めれば少なくとも3、4年は冷やし続けなければいけません。その間の経済的損失は技術継承の不備も含めれば電力会社そのものを揺るがしかねませんし、安易に停止されれば、再稼働を心待ちに耐えていた住民の生活が再びないがしろとなります。

     

     

    「決意」は人を元気づけるといいます。楽な生活、ストレスのない生活ではない。

    進歩はまた、その国を活気づけ、より安全で豊かな生活を国民にもたらすのではないでしょうか。

     

     

     

    進取の気風ってそういうことでなかね。

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    (追記)12/6

    資料の修正に合わせ、加筆・添削を行いました。

     

    参考資料:安定ヨウ素剤の配布・服用に当たって(原子力規制庁)

     

     

     


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