論理的思考が導くもの

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    一息入れて。

    右脳がひらめきなど直感的な思考に携わる一方、左脳は論理的な思考に携わると言われています。
    日頃から「論理的思考」を意識すれば、左脳と右脳が均等に働き精神が安定する助けになるのかもしれませんし、これから起きる出来事にも気持ちを強く持って対処できるかもしれません。
    感情と理性のバランスが取れることを目指します。

    論理的思考。
    例えば、演繹的推理。
    ホームズ好きのわりには、「演繹」と「帰納」の区別がいつも曖昧なわたくし。
    演繹とは・・なになに・・・「いくつかの前提に立った結論が論理的に正しいことを導くこと」。
    よし、忘れない内にその論理的思考を鍛えてみましょう。



    左脳トレーニングの中から

     

    【答えは解答欄のところにあります】


    【問題1】有名な問題ですね

    あるクレタ人が、
    「全てのクレタ人はうそつきである」と言った。
    これはどこかおかしいか否か?どちらも内包するか?

    合わせて、その結論が正しいことを順序立てて説明してください。


     

    【解答1】
     
    おかしい。且つおかしくない。

    全てのクレタ人がうそつきなら、このクレタ人もうそつき。
    「全てのクレタ人はうそつき」という嘘をついた。

    嘘ではない「本当」のことはふた通り考えられる。
    実は「全てのクレタ人は正直者」なら、矛盾を含んでいる。
    おかしな話だ。

    あるいは「クレタ人には嘘をつかない人もいる」ということを隠していたのかもしれない。
    中にはうそつきもいるのなら、このクレタ人がうそつきだとしても矛盾はしていない。
    うそつきが嘘をついただけ。
    よって、おかしくはないとも言える。

    もし、「私はうそつきです」とこのクレタ人が話したのなら、矛盾していることになる。






    【問題2】こちらも有名な問題とのこと

    あるところに、うそつき村と正直村があります。
    あなたは、どちらかの村にたどり着きました。
    どちらの村なのかは分かりません。
    村人になんと質問すれば、あなたはその村がどちらの村なのかが分かるでしょうか?

    ーその他の前提ー
    ※質問した相手はその村の住民とします。通りすがりの人ではありません。
    ※彼らはYesかNoでしか回答しません。
     例えば「ここは正直村か?」と問えば、どちらの村の住民も「Yes」と答えます。
     「ここはうそつき村?」と尋ねると、両者とも「No」となります。


     
    【解答2】
    矛盾のない答えはいくつかあります

     
    1:「ここは正直村でもあるし、うそつき村でもあるのですか?」
      正直村だったら「No」うそつき村なら「Yes」となる。
    2:天気のいい日に「いいお天気ですね」(分かり切った事実)
      正直村だったら「Yes」うそつき村なら「No」となる。

    その他、色々な質問が出来ると思うので、ぜひ探してみてください。







    【問題3】

    前提を変えてみましょう。
    実際の生活では、正直者ばかりが集まる村も、うそつきばかりが集まる村もありません。
    また、人間という生き物は、正直でもあるし、嘘を付くこともあるのです。
    気まぐれというのとは少し違う。複雑な生き物といいましょうか。
    その「人間」に、【解答2】で挙げた問いかけと同じ内容で順番に投げかけたら「正直者」や「うそつき」の受け答えと違いは出てくるのでしょうか?


    1:「あなたは正直者であるし、うそつきでもあるのですか?」
    2:天気のいい日に「いいお天気ですね」


    nonomiti


     
    【解答3】
     
    違いはある。どちらの答えにもあてはまらない。

    1の場合:「Yes」
    2の場合:正直に答えたい気分の時は「Yes」、ちょっとひねくれた気分の時やそれどころじゃない時は「No」









    前提によって、導かれる答えは変わってきました。これでは、【解答2】で導き出された答えは実生活には、活かされません。
    この世は、残念ながら正直者ばかりの村は存在しないし、嘘つきばかりの村もありません。複雑故に魅力的なこの世界。

    例えば自分の予想どおりに事が運ばないことがあっても、すぐ感情的になって悲観して決めつけないで、慌てず色々な視点を持つようにすれば、そうすればもっと前向きで充実した毎日を送れるのかもしれません。人を見る目が確かになることも期待できます。

    ちなみに私が好きな言葉は「さて」ですね。困りきった時に、さて、と呟くと、ちょっと視野が広がります。
    「さて、ワトソン君。この煙草の吸い殻は、僕がまとめた論文によれば、何てことなくどの銘柄かは分かるのだよ」




    ここからは、人生の落とし穴にはまった人へ。

    辛い出来事を抱えた人は、その体験を思い出そうとすると右脳のみが働く状態になることが多い、との知見が得られました。
    感情を担う右脳や情動をコントロールする小脳が興奮し、記憶を言葉にする左脳の活動は低下してしまう。思い出そうとしても思い出せない。距離の取り方が分からず思い出す時は突然で、いわゆるフラッシュバックとなり苦しめられる。その延長で、心や体に異状をきたすことがある。

    そのまま過ごしてきて生きづらさを抱えてしまうとしたらどうでしょう。
    左脳を意識的に活性化することは、解決を探る糸口になります。

    今まで述べてきた方法は物の見方(認知)を変えるので、自分で自分の視野を狭くすることを防ぐ働きがあります。
    それとは別に、自分では防ぎ切れない出来事に巻き込まれることもあるでしょう。辛かったことを細かく語らなくても良いことから、震災後から特に注目されてきたEMDRという心理療法は、目や体を左右均等に動かして、両方の脳を直接刺激する方法です。短期間で、辛い出来事と冷静にいつでも向き合えるようになることを目指します。簡単なようで、閉じ込めた記憶を思い出す中で安心できる場所をひとつ用意しておく、など抑えるポイントが幾つかあり、訓練を受けた精神保健の専門家が中心になって実施すべき方法です。



     


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