こどもは、こども。

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    昨今、漢字の使い方にある傾向がみられるそうです。

    小学校で生徒が作文を書く時に、まだ習ってない漢字は使わないで書くよう指導されたりする。ヘンテコな見た目になってもお構いなしで。

    そんな学校は一部と信じたいですけど、これはそれに通じる話です。
     

    「子供」と「子ども」。耳にしたことはあるでしょうか。

    どちらで書くのかと問えば、「子ども」が正しいと返って来る。そこにあるのは「子供」の「供」はお供に通じるから、そんなお供と連想させる漢字で表記するのはふさわしくないという理屈です。これには悩まされます。

    私は、去年、下記のニュースを読んで、随分嬉しく思ったものです。この問題は一段落したと。

    ところが、PTAや学校など教育の場では今も、「子ども」と書くようそれが慣例だとする所が多々あるということです。他の納得のいく慣用例と一緒に書かれていると、余計もやもやしてしまいます。

    まずは去年のニュースから。

     

    「子ども」表記を撤回し「子供」に統一 文科省 「国語を破壊」の批判受け 

    文部科学省は7月中旬から、省内の公文書で使ってきた「子ども」の表記を「子供」とするよう徹底している。子供の「供」が差別的な印象を与えるとして敬遠してきたが、「差別表現ではない」と判断し、あえて方向転換を図っている。 

    文科省の文書は、常用漢字を使うのが原則。文化庁国語課によると「子供」は常用漢字だが、1980年後半から省内の公文書で「子ども」「こども」を使うようになったという。法律の条文も、98年から「子ども」を使用。 

    同省総務課は「供が『お供え物』などを連想させ、差別的表現だという意見が、審議会などであったことが要因」と説明する。 

    これに対し、今年3月の通常国会で、自民党議員から「小学生は『子供』と学んでいる」「(漢字とかなの)交ぜ書きは国語を破壊する」などの指摘があったため、本年度に入って省内で協議した。

     (2013年8月30日付け記事より)


     

    もやもやの芯は、ここに書かれている「交ぜ書きは国語を破壊する」ということですね。

    まだあります。「子供」と書くのを否定している理屈に透けて見えてくるのは、大人が子育てを放棄するのを黙認しているということです。

    記事にある「お供え物」という発想ははっきり言ってどこから出てくるのか分かりません。当て字だと思わないのでしょうか。時代の移り変わりで表記は自然に変わるもので、意図的にこんな風に変えられてはたまりません。私は特にもうひとつの「お供」を連想させるからという理由で変えることがあってはならないと思うのです。

    大人と子供は違います。子供が大人に付き従ってもいいではないですか。

    大人は子供を守り、諭すもの。

    子供はよく遊び、よく学び、成長するもの。

    お供を連想するからという理由を聞いても何も思わず、ただ、そういう雰囲気だからと渡された紙に書かれているままにしている大人が増えて、この先「子ども」が普通になったのなら、私達の時代はそういう時代だったと後に記憶されるでしょう。

    書くだけ書いたら、あとは目くじらを立てることはしまいにしましょう。

    「子供」の言われを調べていたら、元は院政期頃から使われてきた「子共」からの変化で「女共」や「男共」と同じ複数を表す接尾語「共」・「ども」だったんですって。

    きっと昔から、子供ってわらわら集まって遊んでるそういうイメージなんですね。

    それで思い出しました。

    わらわら集まってくるキュートな小人に悪戦苦闘している内に、きっとタイピングが上達するお勧めタイピングゲームを最後にご紹介します。

     

     


     


    拠って立つところ

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      以前、中国の投稿サイトの翻訳まとめを見ていた時、中国と日本との違いは何からでてくるのかという話題の中で、大体こんなコメントがありました。

      「風土が思考を作り、思考が文化を作り、文化がその国を形づくる」

      さらっと言葉を紡ぐところに大陸の広さを感じます。

       

      選挙が終わって、その言葉を思い出しました。

      輸入物の主義や宗教に無理矢理染まる必要はありません。

      心に合うものだけ、取り入れていけばいいのです。

      分相応の暮らしで満足していたのは、お互いに相手を信頼していたから。

      底を流れるのは、民主主義でも社会主義でもない。

       

       

      そんなの素朴すぎるって?

      何、少しばかりの自助精神があればすぐ慣れます。

      こっちの水は甘いですよ。

      それでも勝ち負けにしか達成感を感じないというのならいいでしょう。

      いつでもその勝負、受けて立ちます。

       

      さあ、いかがでございましょう。

       

      人気記事5選


      コンパルソリーの描く軌跡

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        人ごととは何故か思えず。

        彼に順番が回ってくるまで胸が痛むくらい締め付けられた。

        それは今思えば一回でも多く、彼が滑る姿が見たいというファンとしてのわがままでした。

        優勝できるか。次の世界選手権にでられるのか。そんなことを飛び越えて、彼は「第九」を観客の前で最後に演じるという恩返しとけじめをつけてリングから去っていきました。

        昨日のエキシビションでは、さらにライトが照らす氷の上にキラキラと滑る跡をつけながら見ているこちらも幸せになるスケーティングを見せてくれました。

        フィギュアスケートの大きな要素に演じるという「アーティスト」と技術を競う「アスリート」というふたつの面があるのなら、やはり技術に勝る選手が勝ち上がるのが、競技としては真っ当でしょう。

        それなのに彼は今期のフリーに「第九」を選びました。羽生くんには技術では負ける。そこで選ばれた120%の力が必要なプログラムです。

        スペインで転んでも転んでも気持ちを込めて滑り切ったその姿が大好きです。限界への挑戦をあきらめなかった。

        優しくて強い。とっても男らしい仕草を垣間見せたり。

        どれも彼が自分の身を立てるため努力していく中でいつのまにか身に付けたものなんですね。

        スケートが好きという、その気持ちが選ばせた引退とその先の道は、彼自身がつかみとったもの。

        自分の道は自分で切り拓いて行きました。

        4回転が跳べないスランプの時に彼が取った行動はスケーティングの基礎に立ち戻ることでした。

        氷に刃が描く図形の正確さを磨く技術、コンパルソリー。

        朝5時に起きたその足でスケート場に来て、円をふたつつなげた八の字の上を滑っていく。繰り返し繰り返し。

        丁寧に辿っていくその静寂さが好きでした。

        私も改めて自分に出来る精一杯のことをしようと思わせてくれました。

        ありがとう、樹さん。




        町田樹 Je te veux PIW横浜 2014


        新年の抱負

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          新年あけましておめでとうございます。
           

          さあ、新しい年が明けました。

          今年は日の丸を久方ぶりに玄関に掲げて、めでたさ弥増す正月です。
           

          心機一転。

          思いも新たに挑みます。

          おみくじもひいて付いていた和歌がこちら。

          「風が吹き嵐が吹いたその後は ひかりのどけき大海の原」

          のどかな日と嵐の吹きすさぶような日と。

          きっと今年も色々ありましょうが、日々是新たに。弛みなく。

          そういうことですね。よしきた。


          誰にも奪えないもの

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            小学の5、6年生の頃でしょうか。

            担任が御自分の書かれた言葉付きの新品ファイルを、ひとりひとりに配ったことがありました。

            わたしのファイルには、「人間は 考える葦である パスカル」。

            ふと時々その言葉が浮かぶのです。

            考え続ければ、葦だって、人間になれるのでしょうか。

            考え続けるのを止めればヒトは、人間ではなくなってしまうのでしょうか。

            あのイスラムもどきの国は、国連が地元の住民に配ろうとした物資を横から奪って、表の印を破り、自分たちからの物資として配りました。

            今、私達が安易に何か寄付したり、送ろうとしても適わないでしょう。

            でも、誰にも奪えないものがあります。

            それは、頭に叩き込んだ知恵と知識と、考えることです。


            男女平等、何を平等に分かち合う?

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              回覧板で興味深い話が回ってきました。

              ぴのこ:)女性のエンパワーメント

              女性を勇気づけ、社会へ貢献し、充実した生活を送るために後押しすること

              ぴのこ:)「男女共同参画社会」

              男性と女性と、「責任」を等しく分かち合う社会

              ぴのこ:)女性のエンパワーメントをもう少し詳しくぴのこ:)

              ・自己決定しながら、生きていく力を身に付けること

              ・自ら考え、選択する

              ・女性が活躍するために必要なもの

               「自分で考え、自分で物事を決める習慣」

               「多角的な視点やリテラシーを身に付ける」

               「他人とつながる力」

              ぴのこ:)「男女共同参画社会」基本は今までとそう変わらない?ぴのこ:)

              経済面から女性の活躍を期待する社会。社会からのアプローチとしては、仕事中心か、家庭中心か個々に選べる環境を作る。男女を問わず、勤務時間が超過しない手立てが必要。

              ぴのこ:)編集者の後書きから

              生活に密着するものは様々である。働くこと。地域との関わり。家族や友人との時間。プライベートな時間。

              その中で、女性が自分らしい生き方ができるように。また、男性も生きやすい社会であるように。



               

              実際、自分も編集者と同じところで悩みながら日々を送っているので、思わず膝を打つような特集でした。

              仕事が充実していても、誰も家に日中いなければ本末転倒に感じます。家を守るために仕事をしているのだから。主婦でも、わたしは主夫でもいいと思うのですけど、平日にも誰かいないと、近所にも申し訳ない。地域活動もままならない。

              それよりは、ここに書かれているようにお互い協力して役割分担しながら、したいこと、やらなければいけないことをちゃんとこなしていく方が、充実したあるべき生き方だと思うのです。

              「責任」を分け合うってすごくいい捉え方ですね。性に合っています。

              という訳で、今は仕事のほうは一休みして家にいる日が多い中、これからの事を考える日々を送っています。「主婦」という言葉も改めて見ると素敵です。うん素敵。

              「時間」(時間軸)を意識できるのは、人間だけだそうです。人生設計は大事。自分にできることがあるならやらなければ。

               


              元気のでるおまじない(Olympic)

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                スペイン在住のデザイナーかんかんさんの考案した作品です。
                 

                彼女のツイッターから

                扇は末広がりで縁起がいいものとされ、古くから応援するときの道具として使われてきたので、オリンピックのモチーフとして最適&「和」も感じられていいかなと。「多くの人で支えられている日本(日の丸)」を扇の中で表現しています。



                そこに在る扇とひるがえる扇
                 

                もし、2020年のオリンピックロゴが仕切り直しとなり広く公募の中から選ばれるとしたら、こういうハレの日の気分を盛り立たせてくれるデザインがいいですね。このデザインと同じく、パラリンピックが脇役ではなく、独立しているものなら一層心はずみます。

                 

                かんかんさんのあの扇が桜へと代わり…というイメージをアニメーションにしたいというつぶやきに

                naxさんが早速応えていました。

                https://vimeo.com/136943261
                 

                先ほど、かんかんさんのツイッターをのぞいたら、匿名者投稿のこんなGif動画もありました。
                この切磋琢磨な自由な雰囲気はオリンピック。

                 

                広がれオリンピック精神

                タイミングを同じくして、MGRつながりのチャロチャロさんのブログでもこの扇ロゴ関連の記事が上がりました。そもそも、エンブレムをデザインするとは?というアプローチは切り口鋭くてめっぽう面白いです。色々理解が深まります。

                YUuuuさんのアニメーション作品



                 


                新年の抱負(丙申・ひのえさる)

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                  新年明けましておめでとうございます。

                   


                  「赤ん坊まで急に2歳になって、お祝いにあずかるのでございました。」

                                       「武士の娘」(ちくま文庫)より 

                             


                   

                  晴れ渡る空の下、初日の出を拝んで清々しい力をもらいました。

                  おみくじに付いていた和歌は今年は短く。

                  鳥を 撃たんとするに 弓はなし

                  何かに臨もうとする時機をのがすな、準備を怠るな。

                  そう心得ました。


                  誰にとりましても幸多き年でありますように。





                   


                  台湾と日本の物語

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                    懐かしいと言えばうなずいてくれる人もきっといるはず。

                    2009年に終了したバラエティ番組に、印象深い話があります。

                    私は一時期、この話にとてもとても支えられました。もちろん、今もです。

                    以下はその書き起こしと、関連資料とになります。


                     

                    (バン1台に乗って、世界を旅する恋愛バラエティ番組「あいのり」の一場面。

                     基本は男性4名、女性3名の若者7人連れ。

                     今回は台湾へやって来ました。周りを見渡しているとー。)

                     

                    ”こんにちはー”

                    ”こんにちは”(個々答えて)

                    ”日本の方ですか?”

                    1人のおばあさんが日本語で話しかけてきた。

                    (偶然会ったおばあさん。小柄で物腰の柔らかい。)

                    実はこれまでも…

                    たくさんの日本語をしゃべる台湾の方と出会ってきた。

                    ”日本の方なんですか?”

                    ”いいえ、台湾人です”

                    ”台湾の方で”

                    ”はいはい。

                    私は李という者で、日本の名前は樺島です。

                    日本人大好きです。

                    今でも心の中では、日本人だと思っています”

                    自分のことを日本人だと思っているというおばあさん。

                    これは一体どういうことなのか。



                     

                    (画面転換)

                    あいのり講座。

                    日本人大好き台湾の謎。

                    19世紀末、日本は日清戦争に勝利。

                    清の領土であった台湾の統治権を得た。

                    これ以降およそ50年間、台湾は日本の植民地となったのだ。

                    日本が採ったのは、同化政策。

                    つまり、台湾を完全に日本化しようとする政策である。

                    台湾人の名字も日本名に。

                    教育も日本語で行い、台湾人を日本人にしようとした。

                    さらに、生活のレベルを日本と同じにするため、様々なインフラを整備した。

                    台湾の南北を結ぶ縦断鉄道を建設。

                    広い道路を造り、上下水道を町中に整え、

                    大きな病院も作った。

                    それらは当時の日本よりも優れた設備だった。

                    当時、貧しさと戦っていた台湾の人たちの生活はどんどん改善されていった。

                    日本の採った同化政策が結果的に台湾を豊かにしたのだ。


                     

                    「台湾写真帖」(大正5年4月5日 台湾日々新報社)より「阿里山運材列車」


                    「台湾鉄道旅行案内」(昭和10年10月30日 ジヤパン・ツーリスト・ビユロー台湾支部)より「阿里山駅に着いた列車」

                    「高雄州要覧」(昭和8年7月5日 高雄州)より「高雄市」


                    「台北」(昭和15年4月30日 台北市勧業課観光係)より「太平町通」


                    「台湾写真帖」(大正5年4月5日 台湾日々新報社)より「土木局」


                    「台北」(昭和15年4月30日 台北市勧業課観光係)より「帝大病院」

                    「台湾全島写真帖」(大正2年2月15日 平賀商店)より「台湾総督官邸」(現台北賓館)





                    烏山頭水庫(烏山頭ダム)

                     

                    (おばあさんの周りにみんなで輪になって椅子に座り話に耳を傾ける。)

                    ”日本のほうはね、台湾に来ていろいろ建設しましたよ。

                    みんな日本のおかげですよ。

                    日本の時は、日本の正月、迎えます。

                    玄関の前にね、門松を立てて”

                    ”あぁ、今も”

                    ”今も、ある?

                    そしてあの国幟(こくし)も掲げます”

                    (口々に)”へー”

                    そんな平和な台湾に、

                    激動の波が押し寄せる。

                    1945年、第2次世界大戦に敗れた日本は、再び台湾を今の中国へと返還(注1)

                    しかし、当時の中国は2つに割れていた。

                    毛沢東率いる共産党と、蒋介石率いる国民党。

                    毛沢東の勢力に負けた蒋介石は、大陸中国を追われ、台湾を統治。

                    独立国を宣言して国連に加盟した。

                    遅れること26年、1971年に。

                    国連が大陸中国の加盟を承認し、アメリカや日本も賛成(注2)。

                    これに納得のいかない台湾は、国連から脱退。

                    この時以来台湾は国際的には中国の一地方として位置づけられてしまった。

                    しかし、その後台湾は、目覚ましい経済発展を遂げた。

                    その礎を築いたのは日本だと考えているため、台湾には親日的な人が多いのである。

                    (引き続き、皆でおばあさんの話に聞き入る。

                     戸惑ったりうなずいたりしながら。

                     丁寧な日本語で言葉を継いでいくおばあさん。)

                    ”日本人に対する恨みは何もない?”

                    ”ないです。

                    みんな日本慕っていますよ。

                    あの恨んでいないですよ”

                    ”自分は日本人?それとも台湾人?中国人?どの国?”

                    ”みんな今はね、中国人とは思わない、台湾人。

                    だけど、心の中ではまだ日本人みたいですよ…みたいに思っています。

                    みんな日本時代はもうとても、教育も受けて、よく教えてくれた。日本精神をね。

                    みなさん、日本精神わかる?

                    日本精神というのは義理堅い、真面目、勤勉であって。

                    台湾人は日本人よりも、日本精神を守っているそうです(笑)

                    日本を大事にしてください。私達の好きな日本をね。

                    そして日本と台湾の架け橋の新しい方になってください。

                    私はとても期待しています。

                    やっぱり日本人が好きだから…”

                    日本人以上に日本を大切にしている台湾の人たち。

                    日本が承認している世界の国は、

                    191カ国。

                    その中に台湾は入っていない…

                    (写真の転載元サイト)

                        烏山頭水庫:土木学会委員会サイト

                         他   :植鉄の旅
                     

                    GoGoザウルス(台湾旅行案内etc.サイト)にある参考記事です:今も台湾に残る日本統治時代の建物と心

                     


                    (注1)「返還」では決してない。台湾をめぐる情勢は複雑で、短いVTRにまとめることは難しい。日本降伏時の状況としては、国民党率いる中華民国が連合国の一員として占領統治を担う形を取っている。後年、「日華平和条約」により戦争状態は終結し、日本は台湾を放棄することが正式に確認された。どの国に譲渡するかは今に至るまで、明言されていない。
                    (注2)正確には、中国代表権を台湾(国民党)から大陸中国(中国共産党)へ移行するという形による国連常任理事国入りと、蒋介石の代表の国連からの追放である(アルバニア決議)。アメリカや日本は国連加盟は賛成するが、台湾の議席追放は反対という立場だった。


                     


                    論理的思考が導くもの

                    0


                      一息入れて。

                      右脳がひらめきなど直感的な思考に携わる一方、左脳は論理的な思考に携わると言われています。
                      日頃から「論理的思考」を意識すれば、左脳と右脳が均等に働き精神が安定する助けになるのかもしれませんし、これから起きる出来事にも気持ちを強く持って対処できるかもしれません。
                      感情と理性のバランスが取れることを目指します。

                      論理的思考。
                      例えば、演繹的推理。
                      ホームズ好きのわりには、「演繹」と「帰納」の区別がいつも曖昧なわたくし。
                      演繹とは・・なになに・・・「いくつかの前提に立った結論が論理的に正しいことを導くこと」。
                      よし、忘れない内にその論理的思考を鍛えてみましょう。



                      左脳トレーニングの中から

                       

                      【答えは解答欄のところにあります】


                      【問題1】有名な問題ですね

                      あるクレタ人が、
                      「全てのクレタ人はうそつきである」と言った。
                      これはどこかおかしいか否か?どちらも内包するか?

                      合わせて、その結論が正しいことを順序立てて説明してください。


                       

                      【解答1】
                       
                      おかしい。且つおかしくない。

                      全てのクレタ人がうそつきなら、このクレタ人もうそつき。
                      「全てのクレタ人はうそつき」という嘘をついた。

                      嘘ではない「本当」のことはふた通り考えられる。
                      実は「全てのクレタ人は正直者」なら、矛盾を含んでいる。
                      おかしな話だ。

                      あるいは「クレタ人には嘘をつかない人もいる」ということを隠していたのかもしれない。
                      中にはうそつきもいるのなら、このクレタ人がうそつきだとしても矛盾はしていない。
                      うそつきが嘘をついただけ。
                      よって、おかしくはないとも言える。

                      もし、「私はうそつきです」とこのクレタ人が話したのなら、矛盾していることになる。






                      【問題2】こちらも有名な問題とのこと

                      あるところに、うそつき村と正直村があります。
                      あなたは、どちらかの村にたどり着きました。
                      どちらの村なのかは分かりません。
                      村人になんと質問すれば、あなたはその村がどちらの村なのかが分かるでしょうか?

                      ーその他の前提ー
                      ※質問した相手はその村の住民とします。通りすがりの人ではありません。
                      ※彼らはYesかNoでしか回答しません。
                       例えば「ここは正直村か?」と問えば、どちらの村の住民も「Yes」と答えます。
                       「ここはうそつき村?」と尋ねると、両者とも「No」となります。


                       
                      【解答2】
                      矛盾のない答えはいくつかあります

                       
                      1:「ここは正直村でもあるし、うそつき村でもあるのですか?」
                        正直村だったら「No」うそつき村なら「Yes」となる。
                      2:天気のいい日に「いいお天気ですね」(分かり切った事実)
                        正直村だったら「Yes」うそつき村なら「No」となる。

                      その他、色々な質問が出来ると思うので、ぜひ探してみてください。







                      【問題3】

                      前提を変えてみましょう。
                      実際の生活では、正直者ばかりが集まる村も、うそつきばかりが集まる村もありません。
                      また、人間という生き物は、正直でもあるし、嘘を付くこともあるのです。
                      気まぐれというのとは少し違う。複雑な生き物といいましょうか。
                      その「人間」に、【解答2】で挙げた問いかけと同じ内容で順番に投げかけたら「正直者」や「うそつき」の受け答えと違いは出てくるのでしょうか?


                      1:「あなたは正直者であるし、うそつきでもあるのですか?」
                      2:天気のいい日に「いいお天気ですね」


                      nonomiti


                       
                      【解答3】
                       
                      違いはある。どちらの答えにもあてはまらない。

                      1の場合:「Yes」
                      2の場合:正直に答えたい気分の時は「Yes」、ちょっとひねくれた気分の時やそれどころじゃない時は「No」









                      前提によって、導かれる答えは変わってきました。これでは、【解答2】で導き出された答えは実生活には、活かされません。
                      この世は、残念ながら正直者ばかりの村は存在しないし、嘘つきばかりの村もありません。複雑故に魅力的なこの世界。

                      例えば自分の予想どおりに事が運ばないことがあっても、すぐ感情的になって悲観して決めつけないで、慌てず色々な視点を持つようにすれば、そうすればもっと前向きで充実した毎日を送れるのかもしれません。人を見る目が確かになることも期待できます。

                      ちなみに私が好きな言葉は「さて」ですね。困りきった時に、さて、と呟くと、ちょっと視野が広がります。
                      「さて、ワトソン君。この煙草の吸い殻は、僕がまとめた論文によれば、何てことなくどの銘柄かは分かるのだよ」




                      ここからは、人生の落とし穴にはまった人へ。

                      辛い出来事を抱えた人は、その体験を思い出そうとすると右脳のみが働く状態になることが多い、との知見が得られました。
                      感情を担う右脳や情動をコントロールする小脳が興奮し、記憶を言葉にする左脳の活動は低下してしまう。思い出そうとしても思い出せない。距離の取り方が分からず思い出す時は突然で、いわゆるフラッシュバックとなり苦しめられる。その延長で、心や体に異状をきたすことがある。

                      そのまま過ごしてきて生きづらさを抱えてしまうとしたらどうでしょう。
                      左脳を意識的に活性化することは、解決を探る糸口になります。

                      今まで述べてきた方法は物の見方(認知)を変えるので、自分で自分の視野を狭くすることを防ぐ働きがあります。
                      それとは別に、自分では防ぎ切れない出来事に巻き込まれることもあるでしょう。辛かったことを細かく語らなくても良いことから、震災後から特に注目されてきたEMDRという心理療法は、目や体を左右均等に動かして、両方の脳を直接刺激する方法です。短期間で、辛い出来事と冷静にいつでも向き合えるようになることを目指します。簡単なようで、閉じ込めた記憶を思い出す中で安心できる場所をひとつ用意しておく、など抑えるポイントが幾つかあり、訓練を受けた精神保健の専門家が中心になって実施すべき方法です。



                       


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