強くたくましく、朗らかであれ(いろはにほへと)

0


    事を荒立てることを避けて、論陣を張ることもせず、最初からあきらめて。
    それでいて、たやすくへこたれて逃げる。
    そうじゃないでしょ、と言いたい。
    男子たるもの、顔を上げて。強く逞しく朗らかであれ。


    ここに記すは「日新公のいろは歌」。
    戦国時代に生きた武士が残した和歌集です。

    それぞれの和歌の下に現代語訳を置いています。

     


    いにしへの 道を聞きても 唱へても わが行ひにせずば かひなし


    楼の上も はにふの小屋も 住む人の 心にこそは たかきいやしき


    はかなくも 明日の命を たのむかな 今日も今日もと 学びをばせで

     


    昔からの立派な教えをいくら聞いても、またどれだけ口先で唱えても、自分で実行しなければ何の役にも立たない。


    二階造りの立派な家に住む人も、みすぼらしい小屋に住む人も、その住む所によって人の値打ちは定められるものではない。その人の心にこそ、尊い、いやしい、の区別があるのだ。


    世の中には、今日は用事がある、今日は気分が悪いなどと言って、大事な学問を勉強せず、あてもなく、明日の日を頼みにしている人がいる。





    似たるこそ 友としよけれ 交らば われにます人 おとなしき人


    ほとけ神 他にましまさず 人よりも 心に恥ぢよ 天地よく知る


    下手ぞとて 我とゆるすな 稽古だに つもらばちりの 山とことの葉


    科(とが)ありて 人を斬るとも 軽くすな いかす刀も ただ一つなり

     


    自分と同じくらいの似たものを、友だちとしやすいものであるが(それは必ずしも身のためにならないから)せっかく友として交わるなら、学問や腕前が自分よりすぐれ、しかもおとなしい人を選ぶがよい。

    ※「交らば」の読み=ましはらは(まじわらば)
    ※おとなしき人とは、「大人らしき人」となり、人格の練れた人のことを意味する。大人な人。


    仏や神は外におられるのではなく、各人の心の中におられるのだ(悪いことをしたら)世間の人々よりも、まず自分の心に恥ずかしく思うべきである。天地の神はどんなことでもよく知っているぞ。


    自分は下手だからといって、けいこ事一つであっても、気をゆるめ、なげだしてはならない。「ちりも積もれば山となる」という言葉もあるではないか。


    例えば死刑にするような重罪人の場合でも、決して軽々しいさばき(裁判)をしてはならない。人を殺す刀もまたいかす刀も、君主の心一つになるのだ。(念には念を入れ、誤りがないようにせよ)



     

    1

    calendar

    S M T W T F S
        123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930 
    << June 2017 >>

    books

    attractive entries

    link banners

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    • 近衛家の戦い(近衛文隆)〜ラーゲリに消えたサムライ〜
      香月
    • 近衛家の戦い(近衛文隆)〜ラーゲリに消えたサムライ〜
      香月
    • 戦士の休息〜Card Wirthと共に〜
      香月
    • これからのエネルギー&原発の未来
      ブランド コピー激安楽天市場
    • FUKUSHIMA50『The memory 1F lost all power supplies』5-17
      うらら
    • FUKUSHIMA50『The memory 1F lost all power supplies』5-17
      香月
    • FUKUSHIMA50『The memory 1F lost all power supplies』5-17
      うらら

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM