「山賊の娘ローニャ」の魅力
今日はアニメをひとつご紹介。
ちょうど去年の今頃にNHKのBSで放送されていた「山賊の娘ローニャ」です。
宮崎駿の息子さんの宮崎吾朗が監督を務めた、スウェーデンの児童文学作品を原作とするアニメです。
毎週、家族で楽しみに見ていて、特に最終回。ローニャの父、マッティスの真っ直ぐさに心打たれました。
DVDのジャケットにあるラフスケッチだけでも素敵です。
(ジャケットイラスト)近藤勝也
このマッティス。後からふと調べてみましたら、人物紹介のところに「直情径行」とありました。これは藤原道長と同じ言われようです。
ブログで時期を同じくして道長とその和歌を追っていた時から、この両者は似ているなと感じていたものですから、無性に嬉しくなりました。
直情径行とは、思ったことをそのまま言うこと。よく泣き、よく怒る。
よく笑ったり。まさにマッティスそのものです。言い得て妙です。
そして、それは道長にも当てはまるということで。
道長の評には、将帥の器あり、というのもありました。
自然と人を惹き付ける人物が中心にいる物語が面白くない訳がありません。
個人的には吾朗さんの作品ではとび抜けて好きです。
嵐の晩に生まれたわんぱく娘ローニャが目一杯森を走り抜け、季節が一回りするたび、すくすく育っていく。
脇を彩るは赤ん坊から知っている山賊達と、森に住まう不思議な住民達。それから、なんの因果か隣同士で生活することになってしまうライバルの山賊一家。
それを見事にアニメーションにしています。大人陣にちょっと手厳しいあらすじも、いろんな世代が楽しめる要素になっていると思います。家族そろって大いに楽しめます。
原作者は他には「長くつ下のピッピ」を書いた人と言えばお分かりでしょうか。
和訳本も発売されています。文字は大きめで読みやすいです。
山賊のむすめローニャ【岩波少年文庫】
アストリッド・リンドグレーン(著)
大塚勇三(翻訳)
イロン・ヴィークランド(イラスト)
再放送の願いも込めてのご紹介でした。
.。*゚+.*.。 追記 ゚+..。*゚+
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山賊の娘ローニャ 第1話&第2話「初回拡大スペシャル〜かみなりの夜の子〜」
- 2015.11.13 Friday
- 趣味・音楽
- 08:31
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- by 香月